分子の吸収スペクトルの計算¶
ここではQuantum Espresso を使用して分子の吸収スペクトルを計算する方法について説明します。
分子の計算モデルはExabyte.ioと連携可能な分子作成ソフト 『MI-nanosys』 を用いて作成します。
MI-nanosysからExabyte.ioに転送した計算モデルをマテリアルから選択します。
分子の吸収スペクトルの計算には、WorkFlowの”absorption_spectrum_for_molecule(QE6.3)”を用います。
吸収スペクトルの計算に必要な流れが設定されています。
本WorkFlowでは吸収スペクトルの計算結果を可視化しますが、表示するエネルギー範囲を指定することができます。WorkFlowからplot_graph⇒plot_graphを選択し、画面入力部分のunitに表示するエネルギー単位(eVまたはnm)を、Emin、Emaxに表示エネルギーの上限値と下限値を入力してください。
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
計算が終了するとFILESタブが現れ、以下のファイルが出力されます。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
spectrum.csv | 吸収スペクトル出力ファイル(csv形式) |
spectrum_eV.png | 吸収スペクトル(eV単位)の図ファイル |
spectrum_nm.png | 吸収スペクトル(nm単位)の図ファイル |
図ファイルをクリックすると吸収スペクトルのグラフが可視化されます。