Exabyte.io使用マニュアル

このページでは、Exabyte.ioの操作方法を紹介します。

項目

使用前設定

Exabyte.ioを使用する上での設定について説明します。

Exabyte.ioアカウント作成方法

Exabyte.ioのアカウントを作成する方法を説明します。

1 EXABYTE.IO 登録ページへアクセス ←クリック

_images/make_account_000.png

2 メールアドレスを入力し、I’m not robotにチェックを入れて質問に解答。その後、send verification codeをクリック

_images/make_account_001.png
_images/make_account_002.png

3 同じ画面でメールアドレス宛に送信された認証コードを入力

_images/make_account_003.png

4 自身の情報を記入、記入後「Register ->」をクリック

_images/make_account_041.png

5 登録が完了すると無事サインインすることができます。

_images/make_account_005.png

残高から計算額をチャージする場合

ここでは、Exabyte.ioにチャージした額から、計算額を割りふる方法を説明します。

チャージ残高から計算のBalanceに追加する場合は、「Billing & Payments」を選択します。
_images/add_balance_0011.png
「Payment Methods」のタブから、チャージ金額、残高、有効期限など確認することができます。
_images/add_balance_0021.png
残り残高から、計算額のBalanceを増やす場合、Balanceの横にある「Apply Credit」を選択します。
_images/add_balance_0031.png
チャージしたい額を選択し、「Add Credit」で指定した額が追加されます。
_images/add_balance_0041.png

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EXabyte.ioの事例集

ストレージ量を追加する場合

ここでは、Exabyte.ioにチャージした額から、ストレージを増やす方法を説明します。

残り残高から、ストレージを増やす場合、Balanceの横にある「Add Storage」を選択します。
_images/add_storage_001.png
下記のウィンドーが表示されます。
_images/add_storage_002.png
ここでは、10GB追加する手続きを行ないます。その場合は、10GB Storageを選択し、「Request Storage」を押します。
_images/add_storage_003.png
リクエストを行なうと、右下にリクエストを行なったことを示すメッセージが表示されます。
_images/add_storage_004.png
申請した個人のメールアドレスに、下記のようなメールが届きます。
_images/add_storage_005.png
その後、Exabyte社から追加した旨の知らせが届きます。
_images/add_storage_006.png
実際に、追加したかどうかを確認する場合は、左メニューの「Dashboard」を選択します。
_images/add_storage_007.png
10GB追加され、50GBから60GBになっています。
_images/add_storage_008.png
表示が更新されていない場合は、右上のリロードボタンを押してください。
_images/add_storage_009.png

Note

任意の計算サーバーのストレージを追加する事が可能ですので、追加リクエスト確認メールに、どの計算サーバーに追加して欲しいか記載すれば可能です。

組織アカウントにユーザ追加

組織アカウントにユーザを追加する方法を説明します。

右メニューの「Account Preferences」から行います。
_images/add_useraccount_001.png
メニュー「PEOPLE」の右上にある青のプラスボタンから追加します。
_images/add_useraccount_002.png
虫眼鏡の欄で、追加したいユーザ名を検索します。
追加したいユーザが検索することができたら、チェックを入れ右上の「Select Items」ボタンを押します。
_images/add_useraccount_003.png
追加されたユーザに権限を付与したり削除する場合は、ユーザの右にある選択メニューから行います。
_images/add_useraccount_004.png
_images/add_useraccount_005.png
申請した個人のメールアドレスに、下記のようなメールが届きます。
workflow名 詳細
Remove 組織アカウントからユーザ削除
Open ユーザ情報表示
Make admin 管理者権限付与
Revoke admin 管理者権限削除

チームの作成方法

組織アカントの下に、チームを作成しグループ管理することができます。

ここでは、チームの作成方法を説明します。
チームを作成する場合、TEAMSの項目を選択します。
_images/make_team_000.png
Createボタンを押します。
_images/make_team_001.png
チーム名や権限の設定を行います。
_images/make_team_002.png
項目名 詳細
read 読み込み
edit 書き込み
comment コメント追加
execute 計算実行
全ての権限を与える場合には、全て選択します。
_images/make_team_003.png
作成ボタンを押すと、作成したチームが追加されます。
_images/make_team_004.png
作成したチームにメンバーを追加します。追加するチームのPEOPLEからメンバーを追加します。
_images/make_team_005.png
参加させるメンバーを選択
_images/make_team_006.png
_images/make_team_007.png
_images/make_team_008.png
アクセス可能なプロジェクトを設定する。
_images/make_team_009.png
_images/make_team_010.png
_images/make_team_011.png
_images/make_team_012.png

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第一原理計算GUIとクラウド計算

モデル作成

Exabyte.ioを用いてた結晶データ取得、計算モデル作成について説明します。


セルタイプの表示設定

ここでは結晶データを可視化する際に、ユニットセルもしくはプリミティブセルの設定方法を説明します。

Account profileのPreserenceのAccount Settingsで設定を行います。

_images/select_celltype.png
Cell Type 詳細
Conventional ユニットセル、一般的な表示
Primitive プリミティブセル



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プリミティブセルとコンベンショナルセル変更

ここではプリミティブセルの結晶構造からコンベンショナルセル(ユニットセル)を作成する方法を示します。

今回はデフォルトのSiで説明します。
_images/change_materialcell_001.png
Material designerのEDITの”Use Conventional Cell”を選択します。
_images/change_materialcell_002.png
ユニットセルから、 コンベンショナルセルに変更されます。
_images/change_materialcell_003.png

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Material Projects から結晶データ取得

ここではMaterial Projectsから結晶データを取得する操作を説明します。


まず初めに、Materialsの項目を選択します。

_images/select_materials.png

次に、Importの項目を選択します。

_images/materials_window.png

Import Materilsの画面が現れたら、元素記号や構造式を入力すると、自動的にMaterials Projectsの データベースにつなぎ検索されます。

_images/imoport_materials_window.png

例では、”Al2O3”を検索した結果を示します。画像には検索したAl2O3の一部が表示されています。

_images/search_AL2O3.png

検索した結晶データを取得するには、ダウンロードしたい結晶データを選択した後、Importボタンを押すと自動的 にダウンロードされます。

_images/get_materials.png

取得した構造は、個人のMaterialsに保存されます。

_images/after_getting_materials.png

取得した構造を可視化する場合には、見たい結晶項目を選択クリックで可視化されます。

_images/select_view_crystal.png
_images/view_crystal.png

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スーパーセルの作成

ここではスーパーセルの作成方法を説明します。


まず初めに、Materialsの項目を選択し、青い+ボタンを押します。

_images/button_model.png

スーパーセルにしたい結晶構造をimportした後、「ADVANCED」の「Supercell」を選択します。

_images/make_supercell_selectitem.png

下記のようなスーパーセル作成用のウィンドウが現れます。①はX方向、②はY方向、③はZ方向へのスーパーセルを作成する値を入力します。

_images/make_supercell_inputcellsize.png

入力したスーパーセルが作成されます。例は3x3x3にスーパーセルを作成した図です。

_images/make_supercell_made.png

保存したスーパーセルは、個人のMaterialsに保管され、デフォルト名で保存した場合はスーパーセルにした方向が名前の後ろにつけ加えられます。 また選択すれば可視化することができます。

_images/make_supercell_savesupercell.png
_images/make_supercell_view.png

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スラブモデルの作成

ここではスラブモデルの作成方法を説明します。


まず初めに、Materialsの項目を選択し、青い+ボタンを押します。

_images/button_model.png

スーパーセルにしたい結晶構造をimportした後、「ADVANCED」の「surface/slab」を選択します。

_images/make_slab_selectitem.png

下記のようなスラブモデル作成用のウィンドウが現れます。

_images/make_slab_input.png

項目 詳細
Miller h ミラー指数hの値
Miller k ミラー指数kの値
Miller l ミラー指数lの値
Thickness in laysers スラブの厚さ
Vacuum ratio 真空層の占める割合
Spercell dimension X X方向のスラブの大きさ
Spercell dimension Y Y方向のスラブの大きさ

下記のように、111面表面、スラブ層は3層、真空層の割合を0.4、x方向およびy方向に2倍のスーパーセルとして作成します。

_images/make_slab_input2.png

入力した情報を基に、スラブモデルを作成します。

_images/make_slab_made.png

保存したスラブモデルは、個人のMaterialsに保管され、デフォルト名で保存した場合は作成した面方位が名前の後ろにつけ加えられます。 また選択すれば可視化することができます。

_images/make_slab_list.png
_images/make_slab_view.png

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真空領域の変更

ここでは作製したスラブモデルの真空領域を変更する方法を説明します。

スラブモデル機能を使い、モデルを作製します。
_images/add_vacuum_area_001.png

| 座標系を「Cartesian Units」にし、座標をコピーしておきます。

_images/add_vacuum_area_002.png
_images/add_vacuum_area_003.png
_images/add_vacuum_area_004.png
次に、ユーザが設定したい真空領域を入力し、セルに適応させます。
_images/add_vacuum_area_005.png
_images/add_vacuum_area_006.png
セルを変更すると、Crystal Units座標系のため、原子位置が変更になりますが、事前にコピーしておいたCartessian 座標を貼り付けることで正しい座標になります。
_images/add_vacuum_area_007.png
_images/add_vacuum_area_008.png
ユーザが指定した真空領域モデルに変更されます。
_images/add_vacuum_area_009.png

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EXabyte.ioの事例集

組み合わせモデルの作成

ここでは`EXabyte.io <https://exabyte.io/>`_ の機能の”Combinatorial Set”の組み合わせモデル作成方法を説明します。


まず初めに、Materialsの項目を選択し、青い+ボタンを押します。

_images/button_model.png

組み合わせモデルを作成したい結晶構造をインポートした後、「ADVANCED」の「Combinatorial Set」を選択します。

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ワークフロー作成

Exabyte.io上で用いるWorkFlowのbankからの取得、コピー、および新規作成について説明します。


ワークフローのコピー

ここでは公開されているWorkFlowをコピーする方法を説明します。

Exabyte社が用意したワークフローを取得するには、右メニューのBankのWorkflowsを選択します。
_images/workflow_cp_000.png
行ないたい計算のworkflowを検索します。ここでは、構造最適化するためのworkflowを検索しています。
作成者がcuratorsのものがExabyte社が用意したものです。Copyとすることで、自分のwaorkflowに格納されます。
_images/workflow_cp_001.png
2019年7月現在で、下記のworkflowが使用可能になっています。
workflow名 詳細
Total Energy エネルギー計算
Fixed-cell Relaxation 構造最適化
Variable-cell Relaxation セル最適化
Band Structure バンド構造
Band Structure - HSE バンド構造 HSE
Band Gap バンドギャップ
Band Gap + DoS - HSE バンドギャップ、状態密度、HSE
Plasmon-Pole GW Band Structure + Band Gap Plasmon-Pole近似 GW のバンド構造、バンドギャップ
Full Frequency GW Band Structure + Band Gap GW のバンド構造、バンドギャップ
Density of States 状態密度 DOS
Band Structure + Density of States バンド構造とDOS
Electronic Density Mesh 電子密度図
Phonon Density of States フォノン状態密度
Phonon Density of States + Dispersions フォノン状態密度と分散
Zero Point Energy ゼロ点エネルギー
Surface Energy 表面エネルギー
Effective Screening Medium (ESM) ESM法での1点計算
Effective Screening Medium (ESM) Relax ESM法下での構造最適化
Nudged Elastic Band (NEB) 反応経路計算 NEB計算
ML: Train Model 機械学習モデル作成
ワークフローの作成

ここでは独自でworkflowを作成する方法を紹介します。

第一原理計算 (QuantumESPRESSO)

擬ポテンシャルの追加

Exabyte.ioに設定されていない魏ポテンシャルを使用する場合について説明します。

作成中のジョブから擬ポテンシャルを追加

ジョブ作成中にExabyte.ioに設定されていない擬ポテンシャルを追加するには、workflowの擬ポテンシャルのアップロードから行います。

_images/qe_add_pp_way1_001.png
_images/qe_add_pp_way1_002.png
アップロードする擬ポテンシャルの情報を設定する画面が現れます。
_images/qe_add_pp_way1_003.png
_images/qe_add_pp_way1_004.png
workflow名 詳細
Element 元素
Approximation GGA、LDA、Otherから選択
Functional PBE、PBESOL、PW91、Otherから選択
Method/Type PAW、NC、USから選択
Application Quntum ESPRESSO、VASPから選択
例えば、Si原子のノルム保存型の擬ポテンシャルをアップロードする場合は下記のようにします。設定が終了したらSaveボタンを押します。
_images/qe_add_pp_way1_005.png
アップロードした擬ポテンシャルがリストボックスに追加されます。
_images/qe_add_pp_way1_006.png
_images/qe_add_pp_way1_007.png
Workflowから擬ポテンシャルを追加

Workflow作成画面からExabyte.ioに設定されていない擬ポテンシャルを追加する方法について説明します。 ここでは、Total Energyのワークフローに、Si.pw-mt_fhi.UPF を追加します。 まず初めに、Total Energyのワークフローをコピーします。

_images/qe_add_pp_way2_001.png
_images/qe_add_pp_way2_002.png
アップロードする擬ポテンシャルの情報を設定します。今回は、LDAの擬ポテンシャルなので、Subtypeを「Local density qpproximation」を選択します。
_images/qe_add_pp_way2_003.png
_images/qe_add_pp_way2_004.png
Functionalをpwに設定します。
_images/qe_add_pp_way2_005.png
Subtypeをncに設定します。
_images/qe_add_pp_way2_006.png
設定した終わると下記の画面になり、Uploadボタンから擬ポテンシャルをアップロードします。
_images/qe_add_pp_way2_007.png
_images/qe_add_pp_way2_008.png
_images/qe_add_pp_way2_009.png
アップロードに成功すると、擬ポテンシャルのリストボックスに追加されます。
_images/qe_add_pp_way2_010.png
選択する際、見やすくするためにタグ付けします。TagsにLDAと入力しておきます。
_images/qe_add_pp_way2_011.png
LDAとタグ付けしたworkflowにはタグの欄にLDAと表示され、ジョブ作成の際に迷うことなく選択することができます。
_images/qe_add_pp_way2_012.png
_images/qe_add_pp_way2_013.png
計算操作説明

Exabyte.io上で第一原理計算ソフトQuantum ESPRESO(QE)を使った計算について紹介します。

トータルエネルギーの計算

ここではQuantum ESPRESSO を使用してトータルエネルギーを計算方法を説明します。


トータルエネルギーの計算には、WorkFlowの”Total Energy”を用います。
_images/qe_scf_001.png
Create Jobからジョブを作成します。
_images/qe_scf_002.png
ジョブ作成画面が現れたら、計算するマテリアルを選択します。
_images/qe_scf_003.png
_images/qe_scf_004.png
次にSelect workflowからダウンロードした”Total Energy”を選択します。
デフォルトが”Total Energy”になっている場合には省略してください。
_images/qe_scf_005.png
_images/qe_scf_006.png
使用される儀ポテンシャルの情報を確認したり、k点メッシュ数を設定を行ったりします。
_images/qe_scf_007.png
_images/qe_scf_008.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
ここでは、モデルが小さいため4コアを使用して計算を行います。
_images/qe_scf_009.png
保存したら計算するジョブを選択し、Runボタンを押します。
_images/qe_scf_010.png
計算状況を確認することができ、計算出力やエネルギーの収束状況も確認することができます。
_images/qe_scf_011.png
_images/qe_scf_012.png
計算が終了するとResultsタブが現れ、トータルエネルギー等を確認することができます。
_images/qe_scf_013.png
構造最適化

ここではQuantum ESPRESSO を使用して格子定数は変更せずに、結晶内部の原子位置を最適化する方法について説明します。


まず初めに、

格子最適化計算

ここではQuantum ESPRESSO を使用して格子定数および結晶内部の原子位置を最適化する方法について説明します。


格子定数の最適化も行うため、WorkFlowの”Variable-cell Relaxation”を使います。
自分のWorkFlowから有無を確認します。
_images/qe_vc-relax_001.png
“Variable-cell Relaxation”がない場合には、メニューのBankのWorkFlowから所得します。
_images/qe_vc-relax_002.png
検索から”Vari”と入力します。
_images/qe_vc-relax_003.png
Exabyte社が用意した”Variable-cell Relaxation”をCopyします。
_images/qe_vc-relax_004.png
コピーすると自分のWorkFlowに保存されます。これで格子最適化の計算ができます。
_images/qe_vc-relax_005.png
Create Jobからジョブを作成します。
_images/qe_vc-relax_006.png
ジョブ作成画面が現れたら、計算するマテリアルを選択します。
_images/qe_vc-relax_008.png
マテリアルから計算するモデルを選択します。
_images/qe_vc-relax_009.png
選択したモデルが表示されます。
_images/qe_vc-relax_010.png
次にSelect workflowからダウンロードした”Variable-cell Relaxation”を選択します。
_images/qe_vc-relax_011.png
_images/qe_vc-relax_012.png
使用される儀ポテンシャルの情報を確認したり、k点メッシュ数を設定を行ったりします。
_images/qe_vc-relax_013.png
_images/qe_vc-relax_014.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
ここでは、モデルが小さいため4コアを使用して計算を行います。
_images/qe_vc-relax_015.png
保存したら計算するジョブを選択し、Runボタンを押します。
_images/qe_vc-relax_017.png
計算状況を確認することができ、計算出力やエネルギーの収束状況も確認することができます。
_images/qe_vc-relax_018.png
_images/qe_vc-relax_019.png
_images/qe_vc-relax_020.png
計算が終了するとResultsタブが現れ、最適化した格子定数の情報等を確認することができます。
_images/qe_vc-relax_021.png
状態密度

ここではQuantum ESPRESSO を使用して状態密度DOSの計算方法について説明します。

マテリアルを選択します。今回はデフォルトのSiを用います。
_images/qe_dos_001.png
DOSの計算には、WorkFlowの”Density of States”を用います。
_images/qe_dos_003.png
_images/qe_dos_004.png
DOS計算に必要な流れが設定されています。
_images/qe_dos_005.png
k点の設定を変える場合には、”IMPORTANT SETTINGS”のkgridから行ないます。
_images/qe_dos_006.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
_images/qe_dos_007.png
計算が終了するとResultsタブが現れ、トータルエネルギー等を確認することができます。
_images/qe_dos_009.png
DOSの計算結果は、Density of Statesの部分に表示されます。
_images/qe_dos_010.png
_images/qe_dos_011.png
PDOSも同時に計算されるため、各原子ごとに見ることができます。
表示のON/OFFはグラフ中の元素およびTotalをクリックすることでできます。

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バンド構造

ここではQuantum ESPRESSO を使用してバンド構造の計算について説明します。

マテリアルを選択します。今回はデフォルトのSiを用います。
_images/qe_band_001.png
バンド構造の計算には、WorkFlowの”Band Structure”を用います。
_images/qe_band_002.png
_images/qe_band_003.png
バンド構造の計算に必要な流れが設定されています。
_images/qe_band_004.png
k点パスについては、自動的に設定されています。もしk点を削除したいなどの場合は、×ボタンで調整することができます。
_images/qe_band_005.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
_images/qe_band_006.png
計算が終了するとResultsタブが現れ、トータルエネルギー等を確認することができます。
_images/qe_band_007.png
バンド構造の計算結果は、Band Structureの部分に表示されます。拡大したいところをマウスで領域選択すると拡大することことができます。
_images/qe_dos_008.png
_images/qe_dos_009.png

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状態密度 & バンド構造

ここではQuantum ESPRESSO を使用して、DOSとバンド構造の計算を1つのジョブで行ないます。

マテリアルを選択します。今回はデフォルトのSiを用います。
_images/qe_band-dos_001.png
DOSとバンド構造の計算には、WorkFlowの”Band Structure + Density of States”を用います。
_images/qe_band-dos_002.png
_images/qe_band-dos_003.png
バンド構造の計算に必要な流れが設定されています。
_images/qe_band-dos_004.png
scfのk点数や、k点パス、DOSのk点数などの設定は自動的に設定されますが、必要な場合は変更できます。
_images/qe_band-dos_005.png
_images/qe_band-dos_006.png
_images/qe_band-dos_007.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
_images/qe_band-dos_008.png
計算が終了するとResultsタブが現れ、トータルエネルギー等を確認することができます。
_images/qe_band-dos_009.png
バンド構造の計算結果は、Band Structureの部分に表示されます。
_images/qe_band-dos_010.png
バンドギャップなどの情報も確認することができます。
_images/qe_band-dos_011.png
DOSの計算結果は、Density of Statesの部分に表示されます。
_images/qe_band-dos_012.png

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フォノン計算
表面エネルギーの計算

ここではQuantum ESPRESSO を使用して金属の表面計算について説明します。

ここでは、金Auの表面エネルギーを算出します。
まず初めに、表面エネルギーを計算したい結晶モデルのユニットセルのエネルギーを事前に求めます。

| Auの結晶エネルギーを算出します。

_images/qe_surface-energy_000.png
次に、任意の結晶面にしたスラブモデルを作成します。
_images/qe_surface-energy_001.png
_images/qe_surface-energy_002.png
_images/qe_surface-energy_003.png
_images/qe_surface-energy_004.png
作成したスラブモデルを選択し、表面エネルギーを算出するジョブを作成します。
_images/qe_surface-energy_005.png
金属表面エネルギーは、WorkFlowの”Surface Energy”を用います。
_images/qe_surface-energy_006.png
カットオフおよびk点数は下記の通りです。ここでは、k点数は3×3×1にしています。
_images/qe_surface-energy_007.png
表面エネルギー計算に必要な流れが設定されています。
_images/qe_surface-energy_008.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
_images/qe_surface-energy_009.png
計算が終了するとResultsタブが現れ、トータルエネルギー等を確認することができます。
_images/qe_surface-energy_010.png
表面エネルギーの値は、Surface Energyの部分に表示されます。
_images/qe_surface-energy_011.png
電子誘電関数の計算

ここではQuantum Espresso を使用して電子誘電関数を計算する方法について説明します。

マテリアルを選択します。今回はデフォルトのSiを用います。
_images/qe_electronic-epsilon_001.png
電子誘電関数の計算には、WorkFlowの”electronic_dielectric_function(QE6.3)”を用います。
_images/qe_electronic-epsilon_002.png
_images/qe_electronic-epsilon_003.png
電子誘電関数の計算に必要な流れが設定されています。
_images/qe_electronic-epsilon_004.png
k点数や考慮するバンド数などは自動的に設定されていますが、必要な場合は変更できます。
_images/qe_electronic-epsilon_005.png
_images/qe_electronic-epsilon_006.png
電子誘電関数の計算でバンドギャップ補正(バンドギャップの実験値と計算値の差)を行う場合はWorkFlowからepsilon⇒mkinputを選択し、画面下の入力画面部分のdEに補正値(eV単位)を入力してください。
_images/qe_electronic-epsilon_007.png
_images/qe_electronic-epsilon_008.png
電子誘電関数の計算はノルム保存型擬ポテンシャルを使用する必要があります。
ここではデフォルトで使用可能なDojo擬ポテンシャルを使用します。
pw_calcsフローの”Pseudopotential”のSi原子のプルダウンメニューから”Si_pbe_dojo-oncv_0.4.upf”を選択します。
(Dojo擬ポテンシャル以外のノルム保存型擬ポテンシャルを使用する場合は擬ポテンシャルの追加をご参照ください)
_images/qe_electronic-epsilon_009.png
また、本WorkFlowでは誘電関数の計算結果を可視化しますが、表示するエネルギー範囲を指定することができます。
WorkFlowからmk_graph⇒plot_graphを選択し、画面下の入力部分のEminおよびEmaxに表示エネルギーの下限値と上限値を入力してください(eV単位)。
_images/qe_electronic-epsilon_010.png
_images/qe_electronic-epsilon_011.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
_images/qe_electronic-epsilon_012.png
計算が終了するとFILESタブが現れ、以下のファイルが出力されます。
ファイル名 説明
eps_data.csv 誘電関数出力ファイル(csv形式)
eps_real.png 誘電関数実部の図ファイル
eps_imag.png 誘電関数虚部の図ファイル
eps_reflectivity.png 反射率の図ファイル
dielectric_constant.out 誘電率の計算結果
_images/qe_electronic-epsilon_013.png
図ファイルをクリックすると誘電関数および反射率のグラフが可視化されます。
・誘電率実部
_images/qe_electronic-epsilon_014.png
・誘電率虚部
_images/qe_electronic-epsilon_015.png
・反射率
_images/qe_electronic-epsilon_016.png

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分子の吸収スペクトルの計算

ここではQuantum Espresso を使用して分子の吸収スペクトルを計算する方法について説明します。

分子の計算モデルはExabyte.ioと連携可能な分子作成ソフト 『MI-nanosys』 を用いて作成します。
_images/qe_absorption_spectrum_001.png
MI-nanosysからExabyte.ioに転送した計算モデルをマテリアルから選択します。
_images/qe_absorption_spectrum_002.png
分子の吸収スペクトルの計算には、WorkFlowの”absorption_spectrum_for_molecule(QE6.3)”を用います。
_images/qe_absorption_spectrum_003.png
_images/qe_absorption_spectrum_004.png
吸収スペクトルの計算に必要な流れが設定されています。
_images/qe_absorption_spectrum_005.png
本WorkFlowでは吸収スペクトルの計算結果を可視化しますが、表示するエネルギー範囲を指定することができます。WorkFlowからplot_graph⇒plot_graphを選択し、画面入力部分のunitに表示するエネルギー単位(eVまたはnm)を、Emin、Emaxに表示エネルギーの上限値と下限値を入力してください。
_images/qe_absorption_spectrum_006.png
_images/qe_absorption_spectrum_007.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
_images/qe_absorption_spectrum_008.png
計算が終了するとFILESタブが現れ、以下のファイルが出力されます。
ファイル名 説明
spectrum.csv 吸収スペクトル出力ファイル(csv形式)
spectrum_eV.png 吸収スペクトル(eV単位)の図ファイル
spectrum_nm.png 吸収スペクトル(nm単位)の図ファイル
_images/qe_absorption_spectrum_009.png
図ファイルをクリックすると吸収スペクトルのグラフが可視化されます。
_images/qe_absorption_spectrum_010.png

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IR、Ramanスペクトルの計算

ここではQuantum Espresso を使用してIR、Ramanスペクトルを計算する方法について説明します。

計算モデルにはSiO2(stishovite)を用いて説明します。Import Materials画面で物質名SiO2を検索することで結晶構造を入手することができます。
_images/qe_ir-raman_spectrum_001.png
入手したSiO2(stishovite)の計算モデルをマテリアルから選択します。
_images/qe_ir-raman_spectrum_002.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_003.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_004.png
IR、Ramanスペクトルの計算には、WorkFlowの”IR-Raman_spectrum”を用います。
_images/qe_ir-raman_spectrum_005.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_006.png
IR、Ramanスペクトルの計算に必要な流れが設定されています。
_images/qe_ir-raman_spectrum_007.png
k点数やカットオフエネルギー値などは自動的に設定されていますが、必要な場合は変更できます。また、IR、Ramanスペクトルの計算では基準振動解析を行うため、計算モデルがエネルギー最小値となるように構造最適化しておく必要があります。必要に応じてpw_scfフローのcalculation変数をrelax(内部座標の最適化)またはvc-relax(格子定数と内部座標の同時最適化)に変更してください。
_images/qe_ir-raman_spectrum_008.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_009.png
Ramanスペクトルの計算は交換相関ポテンシャルにLDAを、擬ポテンシャルにノルム保存型擬ポテンシャルを使用する必要があります。ここでは FHI-PP擬ポテンシャル をダウンロードし、 Workflowから擬ポテンシャルを追加 を参考に設定を行います。
_images/qe_ir-raman_spectrum_010.png
最後に使用するクラウド計算機を選択し使用するコア数を選択します。
_images/qe_ir-raman_spectrum_011.png
計算が終了するとFILESタブが現れ、以下のファイルが出力されます。
ファイル名 説明
spectra_data.csv スペクトル出力ファイル(csv形式)
IR_spectrum.png IRスペクトルの図ファイル
Raman_spectrum.png Ramanスペクトルの図ファイル
spectrum_peak.dat 吸収ピークの情報出力
dynmat.axsf 基準振動解析結果(Xcrysdenで可視化可能)
_images/qe_ir-raman_spectrum_012.png
図ファイルをクリックすると各スペクトルのグラフが可視化されます。
・IRスペクトル
_images/qe_ir-raman_spectrum_013.png
・Ramanスペクトル
_images/qe_ir-raman_spectrum_014.png
続いて、Xcyrsdenを用いて基準振動を可視化する方法を説明します。Remote Desctopを起動し、Applications⇒OtherからXcrysdenを選択します。
_images/qe_ir-raman_spectrum_015.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_016.png
File⇒Open Structure⇒Open AXSF(Animation XCrySDen Structure File)の順に選択し、File Browserから該当の計算ディレクトリへ移動し、dynmat.axsfファイルを選択してOKをクリックします。
_images/qe_ir-raman_spectrum_017.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_018.png
dynmat.axsfを開くと、メイン画面に結晶構造が表示されます。基準振動を表示するにはDisplay⇒Forcesを選択します。初期設定では基準振動のベクトルのサイズが大きいため、Midify⇒Force SettingsよりLength Factor(ベクトル長)やVector thickness factor(ベクトルの太さ)を調整しUpdateボタンをクリックします。
_images/qe_ir-raman_spectrum_019.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_020.png
_images/qe_ir-raman_spectrum_021.png
Animation Control Center(Modify⇒Animation Controls)の矢印ボタンをクリックして、Current Slideをspectrum_peak.dat中の解析したいピークのmode番号に設定します。メイン画面右側の操作パネルを使ってモデルの並進、回転、拡大縮小を行うことができます。
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第一原理計算 (VASP)

計算操作説明

Exabyte.io上で第一原理計算ソフトVASPの計算操作について紹介します。


作成中

外部GUI連携

ここでは、他社のGUIおよび外部GUIの使用について説明を行います。

外部GUI一覧

作成中

マテリアルインフォマティックス(MI)としての使い方

ここでは、マテリアルインフォマティックス(MI)としての使い方を説明を行います。

マテリアルインフォマティックス(MI)としての使い方

作成中

セミナーテキスト

セミナーテキスト一覧 作成中

セミナーテキスト

作成中

その他の機能

ここでは、Exabyte.ioのモデル作成や計算機能以外の機能について説明します。

PurgeとDeleteの違いについて

プロジェクトに保存したジョブを消す場合に使う、PurgeとDeleteの違いについて説明を行ないます。

_images/purge_delete_001.png
操作 詳細
Purge クラウド計算サーバーからデータを削除(削除後Exabyte.io上でジョブを見ることが可能)
Delete クラウド計算機からも、Exabyte.ioのwebアプリからも削除

下のアニメージョンは、 Purge操作した画面の動きおよび、削除したジョブがクラウド計算機から削除の確認までを示しています。

_images/purge_delete_002.gif

Note

Exabyte.io上のデータ使用容量を節約したい場合には、計算したジョブをPurgeすることでクラウド計算機のデータを節約することができます。 計算ジョブをリスタート計算に使う場合に、クラウド計算機上にデータがないためファイル読込ができないため、再計算ができません。

Exabyte.ioのPurgeの説明ページになります.

外部データのVASPの計算結果をアップロード

ここでは、Exabyte.io以外で計算したVASPのデータをExabyte.ioに格納する方法を説明します。

まず初めに、VASPのデータが格納されたフォルダを容易します。
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そのフォルダをZIPファイルに圧縮します。
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Exabyte.ioのExternal Uploadsから作成したZIPファイルをアップロードします。その際にジョブの名前などの情報を入力します。
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_images/external_upload_006.png
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アップロードされたジョブは、プロジェクトのExternalに格納されます。
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_images/external_upload_010.png
計算結果は可視化されて表示されます。
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SSH/SCPの接続設定

ここでは、Exabyte.io以外でSSH/SCP接続するための方法を説明します。

まず初めに、Putty Key Generatorでキーを作製します。
_images/setting_ssh_01.png
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_images/setting_ssh_03.png
_images/setting_ssh_04.png
2つのキーを保存します。
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次ぐにExavyte.ioにキーを登録します。登録はPreferencesから行ないます。
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キーの登録が終了したら、SSH/SCPのソフトの設定を行ないます。ここではPutttyの設定を示します。
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_images/setting_ssh_13.png
WinSCPの設定を示します。
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残高から計算額をチャージする場合

ここでは、Exabyte.ioにチャージした額から、計算額を割りふる方法を説明します。

チャージ残高から計算のBalanceに追加する場合は、「Billing & Payments」を選択します。
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「Payment Methods」のタブから、チャージ金額、残高、有効期限など確認することができます。
_images/add_balance_002.png
残り残高から、計算額のBalanceを増やす場合、Balanceの横にある「Apply Credit」を選択します。
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チャージしたい額を選択し、「Add Credit」で指定した額が追加されます。
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プロジェクトをシェアする場合

Exabyte.ioでは、プロジェクト、ジョブ、workflowなどをシェアすることが可能で、共同研究や情報交換に役立たせることができます。

ここでは、プロジェクトを全体に公開する方法を説明します。まず初めにシェアするプロジェクトを選択します。
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プロジェクトを選択したら、Shareボタンを押します。
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Publicの組織のReadを選択します。
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Readできる組織にチェックマークがつきます。これでPublicの組織は見れることになります。
_images/share_public_003.png
Publicの状態になっているプロジェクトには、チェックマークが付きます。
_images/share_public_004.png
※ 組織アカントの場合、Owner権限のあるユーザのみ設定可能。

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シェアしたプロジェクトを解除する場合

ここでは、シェアしたプロジェクトを解除する方法について説明します。
まず初めに、解除するプロジェクトを選択します。
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プロジェクトを選択したら、Shareボタンを押します。
_images/share_nopublic_001.png
Publicの組織のRevoke accessを選択します。
_images/share_nopublic_002.png
Publicの状態のプロジェクトが解除され、プライベートの状態になります。
_images/share_nopublic_003.png
※ 組織アカントの場合、Owner権限のあるユーザのみ設定可能。

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