Exabyte.io使用マニュアル¶
このページでは、Exabyte.ioの操作方法を紹介します。
項目¶
使用前設定¶
Exabyte.ioを使用する上での設定について説明します。
Exabyte.ioアカウント作成方法¶
Exabyte.ioのアカウントを作成する方法を説明します。
1 EXABYTE.IO 登録ページへアクセス ←クリック
2 メールアドレスを入力し、I’m not robotにチェックを入れて質問に解答。その後、send verification codeをクリック
3 同じ画面でメールアドレス宛に送信された認証コードを入力
4 自身の情報を記入、記入後「Register ->」をクリック
5 登録が完了すると無事サインインすることができます。
残高から計算額をチャージする場合¶
ここでは、Exabyte.ioにチャージした額から、計算額を割りふる方法を説明します。
ストレージ量を追加する場合¶
ここでは、Exabyte.ioにチャージした額から、ストレージを増やす方法を説明します。
Note
任意の計算サーバーのストレージを追加する事が可能ですので、追加リクエスト確認メールに、どの計算サーバーに追加して欲しいか記載すれば可能です。
組織アカウントにユーザ追加¶
組織アカウントにユーザを追加する方法を説明します。
workflow名 | 詳細 |
---|---|
Remove | 組織アカウントからユーザ削除 |
Open | ユーザ情報表示 |
Make admin | 管理者権限付与 |
Revoke admin | 管理者権限削除 |
チームの作成方法¶
組織アカントの下に、チームを作成しグループ管理することができます。
項目名 | 詳細 |
---|---|
read | 読み込み |
edit | 書き込み |
comment | コメント追加 |
execute | 計算実行 |
第一原理計算GUIとクラウド計算¶
モデル作成¶
Exabyte.ioを用いてた結晶データ取得、計算モデル作成について説明します。
セルタイプの表示設定¶
ここでは結晶データを可視化する際に、ユニットセルもしくはプリミティブセルの設定方法を説明します。
Account profileのPreserenceのAccount Settingsで設定を行います。
Cell Type | 詳細 |
---|---|
Conventional | ユニットセル、一般的な表示 |
Primitive | プリミティブセル |
プリミティブセルとコンベンショナルセル変更¶
ここではプリミティブセルの結晶構造からコンベンショナルセル(ユニットセル)を作成する方法を示します。
Material Projects から結晶データ取得¶
ここではMaterial Projectsから結晶データを取得する操作を説明します。
まず初めに、Materialsの項目を選択します。
次に、Importの項目を選択します。
Import Materilsの画面が現れたら、元素記号や構造式を入力すると、自動的にMaterials Projectsの データベースにつなぎ検索されます。
例では、”Al2O3”を検索した結果を示します。画像には検索したAl2O3の一部が表示されています。
検索した結晶データを取得するには、ダウンロードしたい結晶データを選択した後、Importボタンを押すと自動的 にダウンロードされます。
取得した構造は、個人のMaterialsに保存されます。
取得した構造を可視化する場合には、見たい結晶項目を選択クリックで可視化されます。
スーパーセルの作成¶
ここではスーパーセルの作成方法を説明します。
まず初めに、Materialsの項目を選択し、青い+ボタンを押します。
スーパーセルにしたい結晶構造をimportした後、「ADVANCED」の「Supercell」を選択します。
下記のようなスーパーセル作成用のウィンドウが現れます。①はX方向、②はY方向、③はZ方向へのスーパーセルを作成する値を入力します。
入力したスーパーセルが作成されます。例は3x3x3にスーパーセルを作成した図です。
保存したスーパーセルは、個人のMaterialsに保管され、デフォルト名で保存した場合はスーパーセルにした方向が名前の後ろにつけ加えられます。 また選択すれば可視化することができます。
スラブモデルの作成¶
ここではスラブモデルの作成方法を説明します。
まず初めに、Materialsの項目を選択し、青い+ボタンを押します。
スーパーセルにしたい結晶構造をimportした後、「ADVANCED」の「surface/slab」を選択します。
下記のようなスラブモデル作成用のウィンドウが現れます。
項目 | 詳細 |
---|---|
Miller h | ミラー指数hの値 |
Miller k | ミラー指数kの値 |
Miller l | ミラー指数lの値 |
Thickness in laysers | スラブの厚さ |
Vacuum ratio | 真空層の占める割合 |
Spercell dimension X | X方向のスラブの大きさ |
Spercell dimension Y | Y方向のスラブの大きさ |
下記のように、111面表面、スラブ層は3層、真空層の割合を0.4、x方向およびy方向に2倍のスーパーセルとして作成します。
入力した情報を基に、スラブモデルを作成します。
保存したスラブモデルは、個人のMaterialsに保管され、デフォルト名で保存した場合は作成した面方位が名前の後ろにつけ加えられます。 また選択すれば可視化することができます。
真空領域の変更¶
ここでは作製したスラブモデルの真空領域を変更する方法を説明します。
| 座標系を「Cartesian Units」にし、座標をコピーしておきます。
組み合わせモデルの作成¶
ここでは`EXabyte.io <https://exabyte.io/>`_ の機能の”Combinatorial Set”の組み合わせモデル作成方法を説明します。
まず初めに、Materialsの項目を選択し、青い+ボタンを押します。
組み合わせモデルを作成したい結晶構造をインポートした後、「ADVANCED」の「Combinatorial Set」を選択します。
ワークフロー作成¶
Exabyte.io上で用いるWorkFlowのbankからの取得、コピー、および新規作成について説明します。
ワークフローのコピー¶
ここでは公開されているWorkFlowをコピーする方法を説明します。
workflow名 | 詳細 |
---|---|
Total Energy | エネルギー計算 |
Fixed-cell Relaxation | 構造最適化 |
Variable-cell Relaxation | セル最適化 |
Band Structure | バンド構造 |
Band Structure - HSE | バンド構造 HSE |
Band Gap | バンドギャップ |
Band Gap + DoS - HSE | バンドギャップ、状態密度、HSE |
Plasmon-Pole GW Band Structure + Band Gap | Plasmon-Pole近似 GW のバンド構造、バンドギャップ |
Full Frequency GW Band Structure + Band Gap | GW のバンド構造、バンドギャップ |
Density of States | 状態密度 DOS |
Band Structure + Density of States | バンド構造とDOS |
Electronic Density Mesh | 電子密度図 |
Phonon Density of States | フォノン状態密度 |
Phonon Density of States + Dispersions | フォノン状態密度と分散 |
Zero Point Energy | ゼロ点エネルギー |
Surface Energy | 表面エネルギー |
Effective Screening Medium (ESM) | ESM法での1点計算 |
Effective Screening Medium (ESM) Relax | ESM法下での構造最適化 |
Nudged Elastic Band (NEB) | 反応経路計算 NEB計算 |
ML: Train Model | 機械学習モデル作成 |
ワークフローの作成¶
ここでは独自でworkflowを作成する方法を紹介します。
第一原理計算 (QuantumESPRESSO)¶
擬ポテンシャルの追加¶
Exabyte.ioに設定されていない魏ポテンシャルを使用する場合について説明します。
作成中のジョブから擬ポテンシャルを追加¶
ジョブ作成中にExabyte.ioに設定されていない擬ポテンシャルを追加するには、workflowの擬ポテンシャルのアップロードから行います。
workflow名 | 詳細 |
---|---|
Element | 元素 |
Approximation | GGA、LDA、Otherから選択 |
Functional | PBE、PBESOL、PW91、Otherから選択 |
Method/Type | PAW、NC、USから選択 |
Application | Quntum ESPRESSO、VASPから選択 |
Workflowから擬ポテンシャルを追加¶
Workflow作成画面からExabyte.ioに設定されていない擬ポテンシャルを追加する方法について説明します。 ここでは、Total Energyのワークフローに、Si.pw-mt_fhi.UPF を追加します。 まず初めに、Total Energyのワークフローをコピーします。
計算操作説明¶
Exabyte.io上で第一原理計算ソフトQuantum ESPRESO(QE)を使った計算について紹介します。
トータルエネルギーの計算¶
ここではQuantum ESPRESSO を使用してトータルエネルギーを計算方法を説明します。
格子最適化計算¶
ここではQuantum ESPRESSO を使用して格子定数および結晶内部の原子位置を最適化する方法について説明します。
状態密度¶
ここではQuantum ESPRESSO を使用して状態密度DOSの計算方法について説明します。
バンド構造¶
ここではQuantum ESPRESSO を使用してバンド構造の計算について説明します。
状態密度 & バンド構造¶
ここではQuantum ESPRESSO を使用して、DOSとバンド構造の計算を1つのジョブで行ないます。
フォノン計算¶
表面エネルギーの計算¶
ここではQuantum ESPRESSO を使用して金属の表面計算について説明します。
| Auの結晶エネルギーを算出します。
電子誘電関数の計算¶
ここではQuantum Espresso を使用して電子誘電関数を計算する方法について説明します。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
eps_data.csv | 誘電関数出力ファイル(csv形式) |
eps_real.png | 誘電関数実部の図ファイル |
eps_imag.png | 誘電関数虚部の図ファイル |
eps_reflectivity.png | 反射率の図ファイル |
dielectric_constant.out | 誘電率の計算結果 |
分子の吸収スペクトルの計算¶
ここではQuantum Espresso を使用して分子の吸収スペクトルを計算する方法について説明します。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
spectrum.csv | 吸収スペクトル出力ファイル(csv形式) |
spectrum_eV.png | 吸収スペクトル(eV単位)の図ファイル |
spectrum_nm.png | 吸収スペクトル(nm単位)の図ファイル |
IR、Ramanスペクトルの計算¶
ここではQuantum Espresso を使用してIR、Ramanスペクトルを計算する方法について説明します。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
spectra_data.csv | スペクトル出力ファイル(csv形式) |
IR_spectrum.png | IRスペクトルの図ファイル |
Raman_spectrum.png | Ramanスペクトルの図ファイル |
spectrum_peak.dat | 吸収ピークの情報出力 |
dynmat.axsf | 基準振動解析結果(Xcrysdenで可視化可能) |
マテリアルインフォマティックス(MI)としての使い方¶
ここでは、マテリアルインフォマティックス(MI)としての使い方を説明を行います。
マテリアルインフォマティックス(MI)としての使い方¶
作成中
その他の機能¶
ここでは、Exabyte.ioのモデル作成や計算機能以外の機能について説明します。
PurgeとDeleteの違いについて¶
プロジェクトに保存したジョブを消す場合に使う、PurgeとDeleteの違いについて説明を行ないます。
操作 | 詳細 |
---|---|
Purge | クラウド計算サーバーからデータを削除(削除後Exabyte.io上でジョブを見ることが可能) |
Delete | クラウド計算機からも、Exabyte.ioのwebアプリからも削除 |
下のアニメージョンは、 Purge操作した画面の動きおよび、削除したジョブがクラウド計算機から削除の確認までを示しています。
Note
Exabyte.io上のデータ使用容量を節約したい場合には、計算したジョブをPurgeすることでクラウド計算機のデータを節約することができます。 計算ジョブをリスタート計算に使う場合に、クラウド計算機上にデータがないためファイル読込ができないため、再計算ができません。
外部データのVASPの計算結果をアップロード¶
ここでは、Exabyte.io以外で計算したVASPのデータをExabyte.ioに格納する方法を説明します。
SSH/SCPの接続設定¶
ここでは、Exabyte.io以外でSSH/SCP接続するための方法を説明します。
残高から計算額をチャージする場合¶
ここでは、Exabyte.ioにチャージした額から、計算額を割りふる方法を説明します。
プロジェクトをシェアする場合¶
Exabyte.ioでは、プロジェクト、ジョブ、workflowなどをシェアすることが可能で、共同研究や情報交換に役立たせることができます。